弁護士の仕事の流れについて
(2011年8月12日 マイベストプロ京都 掲載コラム 一部改訂)
猛暑の候、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、マイベストプロ京都に掲載させていただき、
早1年が経過しようとしております。
そこで、今更なのですが、
これを機に、
弁護士のお仕事の流れの概要について、
ご紹介したいと思います。
関心のある方は、是非、お読みいただけますと幸いです。
1.(法律相談)
まず、弁護士のお仕事は、90%、この「法律相談」から
始まります。
相談の内容は多種多様です。
○お金を返してもらえない
○お金を返せない
○離婚したい(したくない)
○相続でもめている
○交通事故に遭ってしまった
○会社を解雇されてしまった
などという、いわゆる一般民事といわれる、市民の方の法律問題から、
○取引先の債権が回収できない
○労働者が不当に権利を主張している
○他の株主が経営を妨害する
などという、商事法務といわれる。企業の方の法律相談まで、
私は、幅広く扱っております。
このような、様々な法律相談について、
できる限り「話を聞く」姿勢を徹底し、
その話の中で、解決策を、相談者の方と共に、見つけていきたいと
思っております。
2.(法的手段の検討と見積もり)
法律相談で、相談者の問題が解決できるのが
理想ですが、
時にはそのようにはいかず、何らかの法的な手段を
弁護士として行うことが必要または有益な場合があります。
その場合は、弁護士は、
相談者と、適切な法的手段を検討・選択し、
相談者から事件を依頼し、
依頼者の依頼に基づき、
精一杯、法的業務を行うことになります。
法的手段とは、
○民事訴訟
に限りません。
○相手方との交渉(民事交渉・家事交渉)
○民事調停・家事調停
など、話し合いによって解決を図る手段もあります。
様々な事実・状況を踏まえ、選択することになります。
さて、弁護士に法的業務を依頼するとなると、
皆さん気にされるのは「費用」のことです。
私は、このようなお気持ちを尊重し、
ご希望があれば、早い時点から、「見積もり」を示していきます。
その見積もりをもとに、依頼されるかどうか
ご検討していただきたいからです。
※ また、法テラスの制度を用いた法律援助制度
(一定の収入以下の方については、
弁護士費用を法テラスという公的な機関が立て替えることができる制度)
についても、該当・希望される方については、
御説明しております。
弁護士の方の中には、早期の段階で見積もりを行うことにつき、
若干抵抗がある方もおられます。
確かに、複雑な事案であれば、見積もりは難しいときもあります。
しかし、私は、見積もりは、ある程度幅があるものでも、
なるべく迅速に行うように心がけています。
3.(受任と依頼業務の遂行)
見積もりの金額に同意いただければ、
依頼者との間に「委任契約」を結び、
私は全力で依頼業務に取り組みます。
私が法的業務において心がけていることは、
○丁寧に
○かつ、迅速に
です。
法的業務は、極端な話、手を抜こうと思えばいくらでも手を抜けます。
(なので、結構、この業界はセカンドオピニオンが必要なのかもしれません)。
しかし、どんな業務でも、
全力で、丁寧に行うことが
大事だと考えております。
かつ、できるだけ、迅速に行うことを心がけています。
早い解決を希望される依頼者の方の気持ちは
痛いほど伝わってきますし、
その気持ちに、できるだけ応えたいと思うからです。
以上が、簡単ですが
弁護士のお仕事の流れになります。
また、より深く私の法律業務を知りたいなど、興味がありましたら、
是非、「オギ法律事務所」のホームページをさらに
ご覧いただけますと幸いです。
それでは、今後とも、
何卒、よろしくお願いいたします。
失礼いたします。