ブログ

随時掲載していきます。
なお、過去に「マイベストプロ京都」で掲載したブログも含みます。

ブログ一覧

「訴状を受け取ったときに、やってはいけないこと」

新型コロナウイルスの影響も一段落し、徐々に町にも
活気が戻ってきました。
ただ、個人的には、まだまだ油断はできないかと思いますので、
引き続き感染予防に取り組んでいきたいと思います。

さて、本日のコラムは、
「訴状を受け取ったときに、やってはいけないこと」
について書きたいと思います。

「訴状」とは、裁判所から来る
「あなたを誰かが訴えました」ということが書かれた書類です。
民事訴訟の始まりを示す書類でもあります。

特別送達という特徴的な郵便で来るので、
一目瞭然だと思います。

日本のほとんどの裁判所も新型コロナウイルスの影響を受け、
業務を停止・縮小していましたが
近時、少しずつ業務を再開しはじめました。

その結果、原告から提出された「訴状」も、送達されるように
なってきています。

訴状が来たときに、これだけはやってはいけない、ということを
書いていきたいと思います。

1.無視(捨てることなども含む)

  答弁書を出さずに第1回期日に出頭しないと
  どんな理由があっても、敗訴が確定してしまいます。
  給与差押えなどもされてしまいます。

  「むかつく」「どうして?」「納得できない」という
  様々な気持ちはあるかと思いますが、
  捨てたり無視したりすることは
  本当に避けていただきたく、お願いいたします。

  取り返しのつかない状況になってしまっても、
  どうしようもありません。

2.あきらめて何もしない

  専門家であれば何らかの対応ができるかもしれません。
  「貸したお金を払え」という訴状で
  借りたことが事実であっても、
  専門家であれば、時効の主張や
  分割払いの協議など、
  打てる手は様々ある場合が多いです。

  あきらめるのは、弁護士に相談してからでも遅くありません。

3.特に何も準備せずに第1回期日に裁判所に行く

  法的知識を十分有していない人が
  裁判所で一人で戦うのは
  戦場に何も武器を持たずに行くのと一緒で
  ほとんどの場合「無謀」としか言えません。

  裁判所が原告の肩を持ち「こんな条件で和解すればどうですか」と勧められ
  実現不可能な和解をしてしまい、
  あとでとても困ることが多いです。

  弁護士に依頼する意思が全くなかったとしても、
  弁護士に相談し、第1回期日の対策を聞いておいた方がいいです。

4.弁護士・司法書士「以外」の人に相談する

  民事訴訟は弁護士がプロフェッショナルであり、
  弁護士以外の資格者が取り組むことは少ないです。
  司法書士は簡易裁判所の代理権を有していますが、
  それ以外の方は、どんな資格を持っていても、皆「素人」です。

  そのような素人に相談しても、いい解決ができるはずがありません。
  最悪の場合、素人の浅はかな提案に乗ってしまい、
  敗訴や極めて損な和解など、取り返しのつかない事態になりかねません。

  訴状については、弁護士に相談することを、強くお勧めいたします。

上記の4つが、主な、
「訴状を受け取ったときに、やってはいけないこと」
です。
このようなことをしてしまい、権利が侵害されてしまうのは、
本当につらいです。

そこで、当事務所は、出来るだけ訴状を受け取った時点で
弁護士にすぐに相談していただけるよう、
本コラムを見ていただいた方については
訴状に関する相談を、初回30分無料でさせていただきます。

ご予約の際に、
『「訴状を受け取ったときに、やってはいけないこと」というコラムを見たので
30分無料の法律相談をお願いしたい』
とお申し出ていただければ幸いです。

新型コロナウイルス対策と資金繰り表の作成方法について

毎日誠にお疲れ様です。
自粛の嵐で、我慢の限界に近づいている事業者の方も
多いのではないでしょうか。
それなのに、緊急事態宣言は5月31日まで延長されてしまいました。

様々な意見があるところですが、
私としては、命あっての経済であり、
感染症防止のための対策はやむを得ないと考えます。
また、笑い合える日が必ず来るので、
その時まで、できる限りのことを行っていくのが最善だと思います。

さて、今回のコラムでは、主に中小企業や個人事業主の方を対象に、
新型コロナウイルスの影響への対策と「資金繰り表」の作成方法について
述べたいと思います。

1.新型コロナウイルスの影響への対策(1)現預金を増やす

まず、運転資金(キャッシュ)が枯渇しないように、
現預金を増やすことを心がけます。
そのため、借入や補助金・助成金をフル活用することが重要です。

この点については、多くの参考にすべきサイトがございますので、
紹介しておきます。
「新型コロナ対策支援カード 事業者用」(弁護士 永野海先生 作成)
http://naganokai.com/wp-content/uploads/2020/04/c-cardB-7.pdf
「持続化給付金」(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/covid-19/jizokuka-kyufukin.html
新型コロナ感染症特別貸付等の案内(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/shien-flyer.pdf

2.新型コロナウイルスの影響への対策(2)支払額を減らす

次に、運転資金(キャッシュ)が枯渇しないように、
支払額を減らすことを心がけます。

ただ、当然のことですが、ほとんどの支払は、
法律的には「支払変更等の合意をしない限り、支払わなければならない」(債務)
ものです。

それでも
「支払額の減少、猶予の交渉を行うかどうか」
「交渉が決裂した場合、やむを得ず支払うか、それでも支払わないか」
については
・支払を行わないことによって得られる事業継続の可能性
・支払先との人間関係
・支払わないことによって予想されるデメリットの重大さの程度
・残りの預貯金額
・今後の収入見込み
など、
様々な状況を考慮した上で、
支払先ごとに検討する必要があります。

まさに、ケース・バイ・ケースの問題です。
ですので、一概に「こうすべき」は書けないのです。

ご相談いただければ、上記の点をふまえ、
一緒に考えていくことができます。
ですので、法律相談をお勧めいたします。
(以下の通り、当事務所は新型コロナウイルスの影響への対策を講じています)

3.「資金繰り表」について

事業を継続するためには、
支払を可能な限り減額して、現預金を残していく必要があります。
そのために必要不可欠な資料が「資金繰り表」です。

「資金繰り表」とは、作成時点(今日)から、3か月あるいは6か月先、
どのような収入と支出が予定されているか
そして、その結果、どれだけ現預金が増減するかを
記載した表です。

まず、予定通りの支払を内容とする「資金繰り表」をまず作成し、
その後、一緒に、どの支出を減らすかを考えていき、
「資金繰り表」(修正版)を作成していくことになります。
この「資金繰り表」(修正版)が、事業継続に向けた計画表になります。

しかし、「資金繰り表」など作ったことがない、という方も
おられると思われます。
そのため、以下、この「資金繰り表」の作成方法を書いていきたいと思います。

(1)現在作成している帳簿及び前年度の確定申告書・
   総勘定元帳その他税理士から渡された資料、
   記帳した預金通帳を持って、弁護士に相談する。

「資金繰り表」は、あくまで今後の方針を検討する資料ですので、
大まかなもので構いません。
私であれば、上記の資料を持ってきていただければ、
長くても1時間(おそらくほとんどの案件で30分以内)に
大まかな資金繰り表を作成できます。
ですので、一番楽な方法かと思います。

(2)顧問税理士に作成を依頼する。

多くの事業者の方が用いている方法だと思います。
楽な方法ではありますが、時間を要する場合もあります。

(3)自力で作成する

この場合、以下の方法で行うことをお勧めします。
なお、資金繰り表の書式は何でもいいです
(ただ、加工していくため、エクセルで作成することをお勧めします)

まず、3つのエクセルの表を用意します。
(1)(1)の表(収入シートと言います)に、
   「今後3か月以内に見込める収入額の『日付』と『金額』」
  を打ち込みます。
(2)(2)の表(支出シートと言います)に
   「今後3か月以内に行わなければならない支出の『日付」と『金額』」
  を打ち込みます。
   金額はマイナス表示で打ち込んでください。
   日付は後で並び替えることができるので順不同の貼り付けで問題ないです。
   なお、すでに延滞している支出がある場合は、暫定的に作成日の翌日の日付を入力しておくのが良いと思います。そうすると、あとで、「明日払ってもいいか」「いつなら支払えるのか」の検討が出来るからです
(3)(3)の表(「資金繰り表」といいます)の1行目に
   「日付」(A欄)「金額」(B欄)「残高」(C欄)の欄を作ります。
   そして2行目の「日付」欄に、作成日を記載し、
   「金額」欄に「現在の預貯金の額」を入力してください。
(4)3行目以下、(1)の表記載の事項と、(2)の表記載の事項を「日付」「金額」欄にコピー→貼り付けしていきます。
   日付は後で並び替えることができるので順不同の貼り付けで問題ないです。
   二つのエクセルの表を表示させて行うと作業が早いです。
(5)すべて貼り付けることができ、日付も並び替えられれば、
   3行目の「残高」の欄に「=C3+B2」という数式を入力します。
   そして、そのまま、4行目以下、最後の記載の行までの「残高」の欄に、この数式をコピー→貼り付けます(自動的に数式が貼り付けられます)
(6)これで、大まかな資金繰り表の完成です。
   「残高」欄が赤字になった日時が
   このままだと資金が尽きる見込みの日になります。
   なんとか、「残高」欄が赤字にならないように、検討していく必要が出てくるのです。

『「資金繰り表」を作成することが大事です』と言われても
なかなか作るのが難しい方のために、
資金繰り表の作成方法を検討してみました。
参考になれば幸いです。

多くの弁護士は、できる限り事業者の方々の廃業や破産を回避したい、
そのために役に立つことをしたいと考えています。
私もその一人です。

力を合わせて、新型コロナウイルスに立ち向かっていきたいと思います。

オギ法律事務所は、新型コロナウイルス関係の法律相談は
すべて初回30分無料(5月31日まで)で対応しています。
電話相談でも可能です(資金繰り表の事前のメールまたはFAX送信をお願いします)。
ZOOMなどの使用を希望される方はご相談ください。